お世話が一番多いのはトイレ!失敗を防げば負担激減!
こんにちは! なおみんです
福祉現場で働く現役看護師がお伝えする家族介護
今回は「トイレのお世話」についてです
あなたはトイレのお世話に疲れていませんか?
トイレの失敗を防ぐことができる方法あります!
トイレ・・・尿や便の排泄は日に何回も繰り返されることなので
介護の負担に感じている方も多いと思います。
一般的に、排尿の回数は1日5~7回くらい
昼間の排尿間隔は約3~5時間といわれています。
その回数だけお世話する必要があるということになります。
病気によって尿意を感じなくなったり、加齢によって膀胱や内臓を支えている
骨盤底筋という筋肉の衰えなどから尿失禁(お漏らし・粗相)を起こしてしまいます。
介護する側にとっても負担になることですが、介護される本人にとっても「人としての尊厳」を傷つけられると感じやすいことです。
失禁をするならオムツを使えばいい?
確かにオムツはそういった時に使用するものです。
様々なタイプ・サイズ・吸収量のオムツが市販されているので、ある意味便利な世の中ではあります。夜のお世話が難しかったり、睡眠を妨げてしまい昼間に眠くなってしまうようであれば適切にオムツを使用することもよいと思います。
しかし、オムツを使用することは「尊厳」を傷つけることであることの忘れないでください。
そこで!
失禁を防ぐことにも目を向けてみましょう!
普段生活している中でも自分がトイレに行くタイミングってある程度パターンがありませんか?
介護にもそのパターンを取り入れればよいのです。
そろそろトイレに行くタイミングかな?と思ったところでトイレに誘ってみる。
そうすると失禁せずにトイレで排尿することができるかもしれません。
もちろん体の状況によってはトイレに行けない場合もあります。
そういう場合は、排尿が終わったのではないか?というタイミングでオムツを交換してあげるとよいのです。
濡れたオムツをそのままつけているとオムツの中は湿気がこもって「床ずれ」になりやすくなったり、臭いが生じたり、不衛生になったりします。
何より不快なのでできれば排尿が終わったら早めに交換してあげるとよいですね。
排便も同じです。
タイミングを見てトイレに連れて行ってあげると失敗なく排便することができる可能性も高くなりますね。
介護する人も負担を感じるトイレのお世話ですが、介護を受ける方も決して進んで受けたいものではないことを心にとめてお世話してあげてください。
最後までお読みいただき感謝です。