/* bタグは太字 */ article b{ font-weight:bold !important; } /* 斜体表示を蛍光ペン(黄)風に */ article em{ font-weight:bold; font-style: normal; margin:0 0.1em; padding:0.1em 0.2em; background:#fcfc60 !important; background:linear-gradient(to bottom, transparent 60%, rgba(252,252,84,0.8) 60%) !important; } /* iタグは斜体*/ article i{ font-style:oblique !important; } /* アンダーライン表示を蛍光ペン(緑)風に */ article u{ font-weight:bold; text-decoration: none; margin:0 0.1em; padding:0.1em 0.2em; background:#fcfc60 !important; background:linear-gradient(to bottom, transparent 60%, rgba(102,255,204,1) 60%) !important; }

寝たきりの人の扱い方がわかれば床ずれを防ぐことができる!

こんにちは! なおみんです

 

福祉の現場で働く現役看護師がお伝えする家族介護

 

今回は「床ずれ」についてです。

 

床ずれって知ってますか?

医学的には「褥瘡(じょくそう)」といいます。

 

 

日頃自分で体を動かすことができる人には 「床ずれ」なんて無縁です。

 

だから、介護をすることになって初めて  

「床ずれ」なんて言葉を聞いた人も多いはず。

 

 

床ずれ(褥瘡)とは・・・

 

 

圧迫によって皮膚に十分な血液が流れなくなることで、その部分に損傷が生じた状態をいいます。

 

圧迫に加えて、皮膚を引っ張る力摩擦湿気などの要因が組み合わさって発生する場合が多く、特に骨のある部分の皮膚に生じやすくなります。

 

 

つまり、寝たきりで自分で体を動かすことができないと体の同じ部分がベッドや車いすなどに圧迫され続け、その部分に血液が流れにくくなることによって皮膚が痛んでしまうことです。

 

 

体の中でも骨が出っ張っているところは圧迫を受けやすいため「床ずれ」になりやすいというわけです。

 

 

 

皮膚が痛む程度であれば比較的治りやすいのですが、重症になると皮膚の深いところにまで損傷が及ぶため治りにくくなります。

 

床ずれになりやすい場所

 

 

一般的に糖尿病の人は傷が治りにくくなっているため「床ずれ」も治りにくいです。

 

また、体に麻痺がある場合は痛みを感じにくいため「床ずれ」になっても発見が遅れることが多くあります。

 

「床ずれ」なってしまったら、医師の診察を受けて薬物療法や外科的処置を受けて傷を治すしかありません。

 

 

 

では どうすれば「床ずれ」が防止できるのでしょうか?

 

 

圧迫そして皮膚を引っ張る力、摩擦、湿気が影響すると先ほど述べました。

 

それを回避すればよいのです!

 

同じ部分に圧迫がかからないようにするため体位変換をします。

「寝返り」をさせてあげましょう。

2時間に1回くらいの目安で寝返りをさせると防止できるといわれています。

        

 

 

皮膚を引っ張る力や摩擦は寝ているベッドでシーツのしわを伸ばそうと寝たままひっぱたり、体の位置がずれたからと引きずりあげたりするときに発生します。シーツのしわは体を横に向けた状態で伸ばす、ベッドやいすからずり落ちない工夫をするなどで防ぐことができます。

ちなみに、シーツの小さなしわでも圧迫の原因になるのでしわを伸ばすことは大切なことです。



 

湿気はオムツの中や寝たままの背中などにこもっています。

寝返りをさせてあげると同時に背中の湿気も逃がす、オムツをこまめに交換して湿気がこもらないようにするなどの工夫をしてみてください。

 

 

また「床ずれ」できていないか、皮膚の状態を毎日観察することも大切です。

 

 

次にお話しする「体の清潔」にもつながりますので次回も是非お読みください。

 

 

最後までお読みいただき感謝です。